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9/29/2023

コラム

飲食業界の人手不足を解決!八芳園HRMが生まれた意味

飲食店を経営するなかで大きな問題としてあげられるのが人手不足問題です。
十分な人手が確保できないことにより、経営が難しくなりそのまま閉店となってしまう飲食店は数知れません。この記事では飲食店の人手不足問題について解説していきます。


なぜ人手が不足するのか?

そもそもなぜ飲食店の人手が不足する事態になっているのでしょうか。様々な要因がありますが、大きく分けて3つ原因があると考えます。
それは『出生数の減少』『労働力人口の減少』『飲食業界で働く人口の減少(飲食離れ)』です。


1.出生数の減少

厚生労働省のデータによれば、日本の出生数は年々減少しています。2019年は 86 万 5,239 人、2020年は 84 万 835 人、2021年は 81 万 1,622 人、そして2022年は 77 万 747 人とついに80万人の数字を切り、大幅に出生数が減少しました。ここ数年の出生数では100万人以下が通常となっておりますが、1899年から2015年までの出生数は常に100万人〜200万人台となっており、一度も100万人を切ることはありませんでした。

ところが2016年に初めて日本の出生数が100万人を切り、97万 7,242 人になりました。そしてそのまま2022年まで一度も数字は回復しておりません。日本の出生数が減少しているということは日本の労働力人口も減少していることになります。

【図1】出生数、合計特殊出生率の推移
【図1】出生数、合計特殊出生率の推移(出典:厚生労働省)



2.労働力人口の減少

労働力人口とは『15 歳以上の人口のうち、就業者と完全失業者を合わせた人口』のことを指します。総務省統計局の労働力調査データによれば、2022年の平均労働力人口は6,902 万人と記されています。この数字は前年の2021年から5万人も減少した数字であり、この数字が減少することは、直接労働を行うことができる人口自体が減少することに繋がります。

さらに15~64 歳の労働力人口は、2022 年の平均で 5,975 万人であり、前年の2021年よりも6万人も減少しています。年齢層が幅広い飲食業界にとって15~64 歳の労働力人口自体が大幅に減少していることは大きな損失といえます。

【図2】高齢化の推移と将来推計グラフ
【図2】高齢化の推移と将来推計(出典:総務省「令和4年版高齢社会白書(全体版))



3.飲食業界で働く人口の減少

大手求人サイトを経営する株式会社マイナビにて、2024年卒大学生の業界イメージ調査が行われました。その中で『(各業界に)当てはまると思われるプラスイメージ(複数回答)』、『(各業界に)当てはまると思われるマイナスイメージ(複数回答)』という項目があります。この調査は2024年卒の大学生は、あらかじめ用意された22種類のイメージを、それぞれ各業界にどれほどプラスのイメージ、またはマイナスのイメージを持たれているかを調査したものです。

例として、下記のようなイメージが設けられています。

  • 安定性
  • 将来性
  • 技術力、商品企画力
  • 宣伝力、ブランドイメージ
  • 人の役に立つ
  • 仕事の魅力
  • 休日・休暇・ 労働時間
  • 福利厚生制度


    この調査で飲食業界にあたる「給食・フードサービス」の欄では、プラスイメージについては「人の役に立つ」というイメージが47.8%と全40業界中4位、「職場の人間関係」というイメージが3.3%と全40業界中9位の結果でした。しかし、それ以外の20種類のイメージはどれも順位が低く、ほとんどが30~40位であり、特に「人材の質」のプラスのイメージは最下位の40位でした。

    一方、マイナスイメージについては、ほとんどが一桁の順位という結果であり、特に「グローバル」が5.1%で3位、「ビジネスモデル」が4.5%で2位、「給与・待遇」が19.2%で5位と、マイナスイメージのトップ5に入っている結果でした。一般的に飲食業界は「労務環境が悪い」「ブラック」というイメージがありますがさらにグローバルやビジネスモデルにもマイナスなイメージがあることがわかります。


    また、プラスイメージもマイナスイメージに比べれば少ない状態です。人口減少だけではなく、飲食業界自体のイメージも相まって、飲食業従事者が減少していると考えられます。




飲食業界ができること

では労働力人口が減少し、業界にもマイナスなイメージが多いなか、飲食業界ではどのようにこの問題を解決すればいいのでしょうか。飲食業界でできることは例えば以下のようなものがあります。

1.IoTの導入

IoTの導入

IoT(アイオーティー)とは、「モノがインターネットに繋がる仕組み」のことを言います。スマートフォンやパソコンなどはすでに一般的なものとなりましたが、さらに掃除機や冷蔵庫などの家電、車やスピーカーなど色々なモノをインターネットに接続することで生活を便利にするテクノロジーです。そんなIoTですが、飲食業界ではタブレットでのオーダーシステム、配膳ロボット、無人レジの導入などが注目されています。今では企業でも急速にIoTを実用化させようとしており、足りない人手を埋めるのに大いに活躍してくれます。


2.しっかりとした教育・チームビルド

しっかりとした教育・チームビルド

チームビルドとは全員が同じ目標に向かい達成するため、個々が自分の役割を全うし協力することができる組織づくりのことを指します。チームで何かを行う際、リーダーが各メンバーに指示を与えるという体制が一般的でしたが、現代のビジネスでは多様なスキル・ニーズを求められるためより高い目標を達成するにはリーダーだけではなく、全員が同じ目標に向かうことが重要になってきます。また、そのような組織を作るためにもしっかりとした教育を行うことが大切です。


3.少ない人数で運営できるオペレーションの構築

少ない人数で運営できるオペレーションの構築

労働力人口の減少にあたり、少ない人数での運営について根本から見直す必要もあります。無駄な手順、時間がかかる作業などカットができる部分がないかも検討していくことでより精鋭された体制で運営を行うことができます。また、この内容に繋がるのが上記にあるIoT、チームビルドとなります。

IoTを導入することにより行わなくてはいけなかった作業を大幅に減らすことができ、また少人数であればよりチーム力が発揮されます。


4.外国人人材の採用

外国人人材の採用

日本には2019年4月に、人手不足を解決するため特定産業分野において外国人労働者を受け入れるための「特定技能」という在留資格が作られました。特定産業分野は12分野・14業種あり、その中に「外食業」も含まれます。「特定技能外国人」を採用することにより、幅広い客層・体制を整えることができます。


実際に実行することが難しい…八芳園HRMならそのサポートをすることができます!




今回解説しました人手不足問題について、様々な解決方法があります。しかし、実際に解決方法を実行することが難しかったり、具体的にどのような方法を行えばいいのか不安な企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。


そんな企業様をサポートするノウハウを八芳園HRMは持っております。


企業様をサポートするノウハウを八芳園HRMは持っております。

創業80周年を迎える株式会社八芳園のノウハウや伝統、教育方針や人材リソースを十分に活用する…それが八芳園HRMの飲食コンサルティングです。飲食業に特化したコンサルタントチームが人材不足のサポートだけではなく、新規出店や道の駅、商品開発、WEB/SNS事業、空間デザインまでも、食に携わる幅広い領域に多くの知見を持ったメンバーが在籍しています。そのため、多角的かつトータルプロデュースが可能です。

また、コンサルティング以外にも人出不足解消のために、誰かを雇いたい企業様にはキャリアリープという、飲食業に特化した人材派遣紹介サービスを八芳園HRMは行っております。
「キャリアリープ」は3つの派遣形態をご用意し、企業様の現状に一番合った形で人材を提供するサービスです。


常用型派遣

企業から派遣社員に対する教育などの要望をヒアリングした後、八芳園で1カ月の研修を行い、企業に合った即戦力人材を派遣します。

一般人材派遣

八芳園HRMで基礎的な研修を受けた即戦力の人材を派遣します。
急な派遣依頼にも対応可能です。

紹介予定派遣

書類選考や面接を経て要望に合った人材を派遣。双方の合意があれば、直接雇用に切り替えて自社の正社員を確保できます。



様々な企業様のご希望に沿った、しっかりとした研修を行った人材を提供いたします。そのほかにも「売り上げが伸びなくて困っている」「派遣ではなく、人材を紹介してほしい」といったお悩みにも対応しております。

飲食業は人々の生活と密接に関わっている業界です。近年では新型コロナウイルスにより大打撃を受けた企業様も少なくはないかと存じます。そんな厳しいなかで飲食業界を支えている方たちを弊社は支えたいと考えております。

今お悩みの飲食業界の企業様、ぜひ一度ご相談ください。

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