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11/28/2023

コラム

飲食店の人手不足を解消するには?求人が来ない時の原因と対策

飲食店の経営者にとって、人手不足は深刻な問題です。
求人広告を出してすぐに人材が集まれば良いのですが、「せっかく求人広告を出したのになかなか応募がない」と困っている方もいるのではないでしょうか。

今回は、求人しても応募が来ない時の原因と対策について解説します。本記事が、優秀な人材を揃える手助けになりましたら幸いです。

人手不足をイメージするグラフ

飲食業界の人手不足は年々深刻化している

帝国データバンクが発表した「人手不足に対する企業の動向調査(2023年7月)」によると、飲食店における非正社員不足の割合は83.5%と、業種別で最も高い数値でした。
2020年7月の調査では38.6%だったものの、数値は年々上昇し続けています。そのきっかけの一つがコロナ禍です。
元々飲食店は非正社員が7割以上を占めていましたが、コロナ禍の時短営業や閉店で離職者が相次ぎました。離職した非正社員が戻ってこないことから、人手不足が深刻化していると考えられます。

一度他業種に就職してしまうと飲食業界自体を離れてしまう可能性もあるため、当面の間飲食業界全体の人手不足は改善されないでしょう。

飲食店の求人に応募が来ない原因

飲食店で求人をする際は、求人サイトで募集したり、お店にポスターを貼ったりすることが多いでしょう。
しかし、長い期間求人を出していても応募者が集まらないときは、求人広告や店舗に問題がある場合があります。
ここからは、飲食店の求人に応募が来ない6つの原因について解説します。対策についてもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

最適な求人媒体を選定できていない

お店の宣伝と同じく、求人情報も多くの人に見てもらうことが大切です。
しかし、ターゲットに合っていない求人媒体を選ぶと、せっかく広告費をかけても人が集まらない可能性があります。

例えば、アクセス数が少ない求人サイトで募集したり、目立たない場所に求人ポスターを貼ってもあまり意味がありません。
求人を行う際は、最適な求人媒体や場所選びが重要です。学生や20代を中心に求人を行う場合は、SNSや求人アプリなどの若者がよく使うツールを使うと効果的でしょう。

従業員の待遇や条件が悪い

求職者は給料や勤務時間、駅からの近さなどの条件を比較して、求人に応募します。お店で働くメリットが少ない場合は、応募が集まりにくいでしょう。

例えば、給料が他のお店より低かったり、長時間働く割に休憩時間が短かったりすると、応募者は減ってしまいます。
また、求職者はまかないやボーナスなどの待遇もチェックしています。福利厚生を手厚くすると、長期にわたって働きやすい印象を与えるでしょう。

求人内容が分からない求職者

求人内容が分かりにくい

求人広告を見たときに、「自分のスキルや目的に合っている」「このお店で働くとメリットがある」と思わせる内容がないと人は応募しません。
求人内容やどんな経験が積めるのかなど、具体的な情報を明確に伝えることが大切です。特に、勤務時間や日数といった求職者にとって大切な情報は分かりやすく明記しましょう。

また、小さい店舗の場合は、ホールと調理を兼任する場合もあるでしょう。
その場合も、どれくらいのバランスで担当するのか、盛り付けだけなのか調理もするのかといった情報を入れることで、働く姿を具体的に想像しやすくなります。

職場の雰囲気が悪い

職場が働きやすい雰囲気かどうかは、求職者にとって重要なポイントです。雰囲気が良ければ、常連さんが求人に応募してくれることもあります。
しかし、スタッフ同士の雰囲気が悪かったり、仕事でのストレスが多かったりすると、応募が減ってしまうでしょう。
逆に、チームワークが良く、お互いに助け合えるような環境だと、新しいスタッフも入りやすくなります。

求人広告やSNSにスタッフの写真を載せたり、「アットホームな雰囲気」「落ち着いたお客様が多い」などお店の特徴を伝えたりすると好印象です。

お店の知名度が低い

お店がその地域であまり知られていない場合も、求人に魅力を感じる人が少なくなります。
自分が知らないお店への応募は、誰しもが不安になるものです。求人広告に「シェフが丁寧にレクチャー」「接客未経験でも安心!」といった条件以外の情報を入れると良いでしょう。

また、日頃からお店の良いところをSNSで積極的にアピールしたり、常連のお客さんにお店を紹介してもらったりして、お店の知名度を上げておくことも大切です。

人手不足に悩んでいる女性

応募するのが大変

応募フォームが長かったり、提出する書類が多かったりすると、応募しようと思っても面倒に感じてしまいます。
応募の時点で必要以上に応募者の情報を集める必要はありません。エントリーまでのプロセスをシンプルにして、誰でも簡単に応募できるようにしましょう。

また、応募から面接、採用までの時間が短いと、応募者の待たされるストレスが少なくなります。


飲食店の求人応募を増やす具体的な対策

闇雲に求人を行っても、不透明な求人情報や条件の悪さなどによって、求職者が応募を控えてしまう場合があります。
せっかく募集を行うのであれば、一度の求人でできるだけ多くの応募者を集めた方が効率的です。
ここからは、飲食店の求人応募を増やすための対策について、より具体的に紹介します。

ガッツポーズをしている求職者たち

求人媒体を見直す

求人媒体によって、対応エリアや利用者層は異なります。長い期間求人を出していても応募がない場合は、最初に求人媒体を見直しましょう。
見直す際は、下記の3点を総合的に判断するのがポイントです。

・飲食業界にマッチした媒体か
・店舗のエリアに適しているか
・費用対効果を見込めるサービスか

例えば、アルバイト向けや地域密着型の媒体に掲載すると主婦や学生、正社員向けやキャリアアップ型の媒体に掲載すると長期勤務や独立を目指す人材が集まります。

また、見直しに悩んでいる方は、採用における戦略立案からオペレーションまでをプロに外部委託するのも一つの手です。八芳園ヒューマンリソースマネジメントでも採用代行(RPO)サービスを行っておりますので、お気軽にご相談ください。

ターゲットに合った場所に広告を出す

求人広告は、求人サイトだけでなく、SNSや地域の新聞などできるだけさまざまな場所に出しましょう。
特に、ターゲットとする年齢層や職種に合わせて、広告を出す場所を選ぶと効果的です。例えば、若い人をターゲットにするなら、InstagramやTwitterなどのSNSを活用しましょう。

また、若い世代には面接なしですぐに働けるアプリも人気です。経験者に絞ることも、未経験まで幅広く募集することもできるため、至急募集したい場合に活用するのもおすすめです。

労働条件を改善する

魅力的な求人と印象付けられるように、相場よりも給料を上げ、予定を合わせやすいよう1週間ごとの自由シフト制にするといった、働きやすい環境を作ることも大切です。
また、まかないや、頑張ったスタッフにはボーナスを出すなど、福利厚生を充実させることもポイントです。特に、学生が多いエリアは、まかないがあると応募率がアップします。

報酬だけではなく、シフトの自由さや福利厚生を重視して勤務先を探している人もいます。同じエリアの飲食店の求人をリサーチし、差別化を図った情報を盛り込めるとベストでしょう。

求人情報を明確にする

求人広告には、仕事の内容や待遇、どんな人を求めているのかを簡潔に書きましょう。
職種名やキャッチコピーを工夫して、独自性を持たせる方法もあります。例えば、「【バイトデビューに!】SNSで人気のカフェのホール」にすると、学生からの応募が増えるでしょう。
ただし、簡潔にしすぎると、未経験者にとっては分かりづらくなってしまいます。求職者目線を忘れずに、内容を改善しましょう。

また、「ホール(注文・提供・会計)」「キッチン(簡単な調理や盛り付け、仕込み)」のように分かりやすく記載したり、1日の業務の流れを掲載したりすると伝わりやすいです。

応募が簡単で嬉しそうな求職者

応募までの流れを簡単にする

応募フローが煩雑な場合は見直しましょう。オンラインで募集する際は、応募フォームでは必要最低限の情報だけを記入してもらい、ストレスなく応募できるようにすることが大切です。
また、今働いている従業員に知人を紹介してもらう「リファラル採用」を導入しても良いでしょう。

「リファラル採用」であれば、勤務開始後のミスマッチを防ぎ、知人が先輩としている安心感から離職率が下がる傾向があります。もし紹介した人材が採用された場合、紹介者にボーナスを出すとさらに喜ばれます。


人材不足解消には求人の見直しや派遣の導入がおすすめ

飲食店での人手不足は年々深刻化しています。求人広告を見直す、待遇を改善するといったポイントを抑えて応募を獲得しましょう!
また、今すぐに人材がほしいという場合は、派遣で補う方法を視野に入れても良いでしょう。

八芳園ヒューマンリソースマネジメントには、初期研修を行った即戦力人材が揃っています。人手不足でお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。

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