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10/26/2023

コラム

派遣社員のメリット・デメリットとは?基本的な仕組みや他の雇用形態との違いも解説!

就職・転職を考える際、多くの方が正社員や契約社員といった雇用形態を検討される中、近年、派遣社員としての働き方も注目されています。派遣社員として働くことには、他の雇用形態とは異なるメリット・デメリットが存在します。高い自由度や様々な経験を積むチャンスが魅力とされる一方、期間に制約があるなどの点を考慮する必要があります。


本記事では、派遣社員の具体的なメリット・デメリットを詳しく解説し、また、パート・契約社員との違いについてもご紹介いたします。あなたのキャリア選択の一助となる情報をお届けします。


派遣とは?

派遣とは?

・派遣の基本的な仕組み

派遣とは、一般的に派遣会社(派遣元)と雇用契約を結びながら、別の企業(派遣先)で実際に業務を行う働き方を指します。給与の支払い主や福利厚生の提供主が派遣会社であることが特徴的です。派遣先に関する紹介やサポート、給料や業務内容の交渉も派遣会社が行い、働き手には充実したサポート体制が提供されます。


・派遣の種類と特徴

派遣には「登録型派遣」と「常用型派遣」という2つの主な形態が存在します。「登録型派遣」は派遣先が決定した時点での雇用契約となり、給料や契約期間が明確に定められています。「常用型派遣」は、派遣会社と長期の雇用契約を結び、特定の期間を設けずに派遣先企業で働きます。派遣先が定まっていない時でも、派遣会社から給与が支給されるため、収入が安定するのが特徴です。


・他の雇用形態との違い

アルバイトやパート、契約社員は、雇用契約を直接就業先と結ぶため、派遣とは契約の仕組みが異なります。特に正社員や契約社員との違いは、給与の安定性、雇用契約の期間、福利厚生の範囲などで顕著です。正社員は長期間の安定した雇用や充実した福利厚生が期待できるのに対し、派遣は一定の期間ごとの更新が基本となります。


・勤務時間や給与、福利厚生の違い

派遣社員の勤務時間はフレキシブルで、短時間勤務からフルタイムまで選択が可能です。給料や福利厚生は派遣会社によってバラつきがあり、契約前に詳細を十分に確認することが必要です。研修制度やスキルアップのサポートを多くの派遣会社で提供されており、キャリアアップを志す方にも派遣は魅力的な働き方と言えます。


派遣という働き方は、多くの人々に選ばれる選択肢となっています。その背景には、給料の柔軟性や働き方の自由度、多様な特徴や利点があるためです。しかし、他の雇用形態との違いを理解し、自分のライフスタイルやキャリアプランに最適な形を選択することが重要です。



派遣のデメリット

「派遣のデメリット」

派遣という働き方には、メリットの他にも様々なデメリットが存在します。特に意識しておくべき3つのデメリットについて、詳しく見ていきましょう。


①派遣期間に設けられた上限

派遣社員としての勤務期間は、最長で3年と定められています。この制限は、派遣社員のキャリアの安定や自由を守るために設けられたものです。しかしこれが、長期間同じ場所で働き続けたいという派遣社員や、派遣社員を安定的に雇用したい企業にとっては制約となることも。特に、半年や1年といった短期間での職場の変動を避けたい方は、この点をしっかりと考慮する必要があります。


②期間満了に伴う不安定さ

派遣社員の契約は主に3ヶ月や6ヶ月ごとの更新となることが多く、最長でも3年間が限界です。そのため、契約の期間が満了した際に、契約の更新がされるかどうかという不安が常に伴います。契約の更新は、あなたの実力や評価だけでなく、企業の経営状況や業務量にも影響されるため、一定のリスクを伴います。


③スキルや経験に応じた給与の差

派遣社員としての給与は、保有するスキルや経験に大きく依存します。専門職のように特定の技能や資格が求められる場合、給与は相対的に高めですが、一方で特別なスキルや資格が不要な職種の場合、給与は低くなる傾向があります。特に、未経験から始める場合は、初めのうちは給与が低めに設定されることが多いです。しかし、様々な業務を経験することで、「業界経験者」としてのステータスを築くことができれば、給与や待遇も上昇する可能性があります。


派遣という働き方には、確かなメリットがある一方で、これらのデメリットもしっかりと理解し、自分のキャリアの方向性と照らし合わせながら最適な選択をすることが重要です。


「派遣のメリット」

派遣のメリットを以下で3つご紹介します。


①高い自由度で希望通りの条件で働ける

派遣社員の一番の魅力は、自分の希望する条件で働くことができる点にあります。希望する勤務時間や勤務地、職種を設定して、それに合わせた仕事を選べるのです。正社員として直接雇用される場合とは異なり、派遣では仕事内容が契約で明確に定められているため、契約外の業務が発生することは少ないです。これは、家庭との両立やライフスタイルに合わせた働き方を求める方々にとって、非常に魅力的なポイントと言えます。


②さまざまな企業・業界での経験を積むチャンス

派遣社員としての勤務は、多くの企業や業界での経験を手に入れる大きなチャンスです。正社員として同じ企業に長く勤めるよりも、異なる企業の文化や働き方を体感することができます。これは、自分のキャリアを豊かにするだけでなく、様々な技術やノウハウを身につけることができるため大きなメリットと言えます。


③自分のスキルや経験を最大限に活かせる

派遣社員としての仕事探しは、自分の持つスキルや経験を最大限に活かすことが可能です。派遣会社は、登録者の経験やスキルを基に、最適な仕事を紹介してくれるため、自分の得意とする分野で仕事を選ぶことができます。特に、専門的なスキルや経験を活かして働きたい方には、この点が大きな魅力となるでしょう。


さまざまな業界や企業での経験を積むことができる派遣。未だ目指すキャリアが明確でない方や、多岐にわたる経験を通じて自分の適性を探りたい方には、特に派遣という選択はおすすめです。大手企業での就業の夢も、派遣という選択を通じて叶うかもしれません。


「派遣」という言葉に悪いイメージがある原因

「派遣」という言葉に悪いイメージがある原因

派遣社員という働き方が持つイメージは、時代や背景、そして社会の価値観によって形成されてきました。以下では、その背後に隠れた原因や事情を探ります。


・長年に渡る社会的な先入観

多くの人は、40代、50代で派遣で働いていると「正社員で働きたくても働けなかった」というレッテルを貼りがちです。また、社会全体の中には「会社を辞めた=人生での失敗」という考え方が根強く残っています。しかし、そういった先入観だけで派遣の働き手を評価するのは早計です。家庭を守るための家事や育児、スキルを活かして働きたいなど、様々な理由が派遣という選択につながっていることを理解することが必要です。


・正社員と派遣社員の待遇格差

残念ながら、仕事の量や内容に関わらず、正社員の給与が高い一方で派遣社員が低賃金という状況が存在します。これは会社の文化や社風に起因する部分が大きく、現代においても変わらない状況が続いています。しかし、年功序列や終身雇用が崩れる中、スキルや実績を重視する時代が到来しています。その中で、自らのスキルや知識を磨くことが求められるようになってきました。


・契約更新に伴う不安

派遣社員の雇用は契約期間に基づいており、更新時に終了の可能性が常に潜んでいます。この不確実性は、派遣社員の中での大きなストレスとなり、社会的な不安定さを引き起こす要因の一つとなっています。しかし、一生懸命に業務をこなし、その能力が認められている派遣社員が、 期間満了で契約終了になることは稀です。評価や実績が認められる中で、多くの派遣社員は新たな道を切り開いています。


派遣社員に対する社会的なイメージや偏見は、長い時間をかけて形成されてきました。しかし、その背景には多くの事情や理由が存在します。派遣という働き方を選んだ人々の背景や事情を理解し、一人一人の価値を正しく評価することが、より良い社会を作り上げる第一歩と言えるでしょう。


派遣として働くよさのまとめ

派遣として働くよさのまとめ

派遣社員としての働き方は、多様な経験を積むチャンスや仕事の選択の自由、働き方の自由度が高いことが魅力として挙げられます。特に、新しい分野での挑戦を考えている未経験の方、スキルをアルバイトからさらにブラッシュアップしたい方、また、個人の希望やライフスタイルに合わせた働き方を探している方に、派遣という働き方は大変おすすめです。

派遣という働き方は飲食のスペシャリストやエキスパートを目指す方にとって、キャリア構築の近道となります。多くの派遣先での経験は、経営のセンスや人脈作りに繋がり、独立を考える方には大変有益です。


また、派遣社員は、派遣先の企業だけでなく、派遣会社とも連携しながら働くので、仕事に関する相談やキャリアアップのサポートを受けることができます。そういったサポートをバックに、自分のキャリアを有意義に築いていくことができるのも、派遣の大きな魅力の一つです。

自分自身の働き方やキャリアについて考え、最適な選択をするためには、まずは現在の市場での求人情報をチェックし、どのような職種や業界が自分の希望やスキルとマッチしているのか確認することが大切です。

派遣を検討してみたいという方は、ぜひお気軽にご相談ください!

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