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10/31/2023

コラム

優秀なスタッフが集まる飲食店の3つの方法

飲食店を経営するうえでよく起こる問題があります。それは「働いているスタッフが育たないこと」「優秀なスタッフが集まらないこと」といった、いい人材が確保できないことです。

飲食店は基本的に複数人の人員で経営することで成り立ちます。そんなスタッフがいつまでも成長しなかったり、そもそも集まらないと 経営が困難になります。

この記事では優秀なスタッフを確保できるようにする方法をご紹介いたします。

考えるレストランの店長

優秀なスタッフとは?

まず「優秀なスタッフ」とは一体どんなスタッフなのでしょうか。スキルが十分にあるスタッフでしょうか。それとも笑顔が素敵なスタッフでしょうか。

スキルがある、笑顔が素敵なことはもちろん大切な要素ですが、最も重要なのは「お店のことをどれくらい好きでいてくれるか」という点です。なぜなら働いているお店のことを好きでいてくれるスタッフは自然とスキルを身につけ、笑顔も素敵だからです。

自身が働く店舗に自分の友人や家族を連れていきたいと思ってくれる、お店のファンであるスタッフは、お店の良さを理解・表現することができ、お店のために努力することができます。

例え最初はスキル等が不十分だとしても優秀なスタッフに成長する見込みが大いにあります。つまりお店のファンであるスタッフが多い店舗は優秀なスタッフが多い店舗になるのです。

優秀なスタッフが育つ、集まる店舗とは

お店のファンであるスタッフが優秀なスタッフだということがわかりました。それではどのようなお店が、優秀なスタッフが育ち、集まるお店なのでしょうか?
そのポイントは3つあります。

何のためにお店をやっているのかが明確になっている

1つ目のポイントは「お店の理念」についてです。

もう少し詳しく言うと「そのお店が地域に対してどういう役割をもった場所になりたいのか」が明確になっているかどうかです。例えば、下記のようにお店の役割をハッキリと簡潔に説明できるようにすることです。

・仕事と仕事の間で休憩ができるサードプレイスとなりうるカフェ

・友達やバイト仲間とざっくばらんに話せる居心地のいいファミリーレストラン

・笑顔が溢れる家族のだんらんの場となるレストラン

収益を上げるのは勿論ですが、理念に基づいた価値を提供できる店であることが重要です。この理念が曖昧なものであるとスタッフと店舗側で意思のズレが発生しやすくなります。
逆にそういった価値や目指す理念が明確な場合、共感してくれるスタッフが集まり、育つため優秀な人材が定着します。

働くスタッフの成長を店側がバックアップできる

トレーを持って立つ男女のカフェ店員

2つ目のポイントは「働く環境」についてです。

働きに来るスタッフは様々な考えを持っています。スタッフがお店側の理念をしっかり理解していても、お店側がスタッフの考えを理解していなければ優秀なスタッフに育つことや優秀なスタッフが集まるような店舗になるのは難しいでしょう。

雇用した際に将来何をやりたいのか、またやりたいことがない場合はやりたいことを見つけるにはどうすればいいのかを一緒に考えて実現できる環境を提供する…そのようなことができる体制が整っていますでしょうか。

例えば、学生アルバイトに対して面接セミナー会や就職セミナー会を行ったり、スキルを磨く機会があるなど、従業員に対してお金以外の付加価値を提供することができているお店は従業員の満足度が上がります。

スタッフのスキルアップに繋がるものなど、その店舗で働くメリットが増えると優秀なスタッフの定着率が高くなります。

教え方、指導の仕方をお店として重きを置いて進めている

3つ目のポイントは「教育」についてです。

実際に上司や先輩の姿を見て学ぶだけ、やり方を教えるだけの教育では不十分と言われています。マンツーマンでのコミュニケーションがとりやすい環境を作ったり、指導を行う者にも「指導するトレーニング」をし、指導する体制を整えることが重要です。

そうすることにより、ただ感情のままに叱る、怒るといった上司が生まれず、的確な指導ができるようになります。またその下で育った人も同様にしっかりとした指導ができるようになります。結果としてプラスのサイクルとして働き、よい職場環境を保つことができるのです。

さらに、自分が先輩になったときや社会人になって人の指導をする立場になったときにどのように伝えたらいいのか、どう指導したら気持ちよく受け入れてくれるのかを学ぶことができる環境は、仕事を通して成長したい優秀なスタッフにとって魅力的に映るため、優秀なスタッフが集まり、定着しやすくなります。


優秀なスタッフが集まる店舗にするために、具体的にやるべきこと

話し合っている店長と店員

ここまで優秀なスタッフが育ち、優秀なスタッフが集まるお店についてお伝えいたしました。では、具体的にそのようなお店にするにはどのようなことを行えばいいのでしょうか。

先ほどの3つのポイントを押さえるためにやるべきことをお伝えいたします。

何のためにお店をやっているのかを明確にするためには?
⇒お店の理念、存在意義を店舗で話し合って決め、共通言語にする

まず1つ目はお店の理念についてでした。

目指すべきお店の理念が明確な場合、共感してくれるスタッフが集まり、育つため優秀な人材が定着するというものです。こちらでは店舗経営者が店舗理念を持っていることはもちろんのこと、それが従業員全体に共通言語として浸透していることが重要です。もし店舗理念が明確になっていない場合は、明確にするための時間を設けましょう。

例えば下記のようなことを行います。

・店舗責任者がどういったお店にしたいのかを明確にし、スタッフの良さや意見をヒアリングして反映する

・ポストイットにそれぞれの意見を書いて、ワークショップのような形でざっくばらんに意見を出し合う

一対一の面談や、会議のように話し合うなど形式はどんな形でも問題ありません。よりお店や働いているスタッフに合った方法で行いましょう。

働くスタッフの成長を店側がバックアップできるようになるには?
⇒面接のときから従業員の将来についてヒアリングをする

2つ目は働く環境についてでした。

その店舗で働くメリットが増えると優秀なスタッフの定着率が高くなるというものです。こちらではどういった将来を描いているのかを面接時にヒアリングをするようにします。こうすることによって、その人の適正や描いているビジョンに合わせて役割を与えるなど、働きはじめる段階からその将来に向けてのサポートができ、従業員の満足度が上がることによって、仕事に対して前向きに努力を続けてくれます。

また、現状は何がやりたいのかが明確になっていない人も多いでしょう。その場合は、「これから一緒に探そう」と伝え、いろいろな経験をさせていくのもいいでしょう。従業員はチャレンジしていくことによって得意なことや、やりたいことを見つけることができるため、"経験させてくれる店"ということでお店の印象が良くなります。

働きながら様々な経験を重ねていくことは、まさにお金以外の付加価値を与えていることになります。

教え方、指導の仕方は?
⇒指導・教え方についてお店のルールを定め、共通マニュアルを作成する

3つ目は教育についてでした。

コミュニケーションを取りやすい環境や、指導する体制を整えることが優秀なスタッフの定着率が高くなるというものです。教育においてコミュニケーションの取り方は最も重要な要素です。そのため、指導するときは信頼関係を構築し、「この人は店のことを、相手のことを思って指導している」と思ってもらうことが大切です。

例えば、下記のようなことを行います。

・店舗理念や、従業員が目指すキャリアから逸脱した行為など、指導する理由(軸)をぶらさず伝える

・指導するときは個別に、褒めるときは全員の前でする

このように、相手が気持ちよく指導内容を受け入れてくれる教え方のルールはたくさんあります。指導の意図を伝えずただ感情のままに叱る・怒るだけでは、例え正当な理由があったとしても相手に伝わらず信頼関係だけがなくなってしまいます。

また、指導をする側の人がそれぞれ対応が異なるとお店全体のコミュニケーションもうまくいきません。
必ずお店のルールを定め、共通認識できるようにしましょう。


それでも上手くいかない…そんな方は八芳園HRMへ

それでも上手くいかない…そんな方は八芳園HRMへ

以上の方法で取り入れていない内容があったら、ぜひポイントを押さえて新入社員の獲得や、新しいアルバイトの獲得に向けて優秀なスタッフが集まる店舗にしていきましょう!

ただ、実際に行動に起こすと上手くいかなかったり、そもそも行動を起こすこと自体が難しい店舗の方もいらっしゃると思います。特に2つ目の教育について、誰かに指導をする方法は経験を積んで身に着けていくものなのでいきなり自分で実践したり、マニュアルを作ることは難しいという方も多いでしょう。

どういった指導がいいのか、どうやってマニュアルを作ればいいのかなど、人材育成に関するお悩みも八芳園HRMは現場に入って一緒に解決します。

優秀なスタッフが集まる店舗にしていきたいが、自分たちではなかなか難しいと感じたらぜひ八芳園ヒューマンリソースマネジメントにご相談ください。

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